野沢工務店

広報の野澤です。
先日、研修で韓国へ行ってきました。
案内していただけるのはなんと建築家の中村好文さんと料理研究家のチェ・ジウンさん。



中村好文さんは間取りのスケッチがとても魅力的な人でとても好きな建築家です。
私は学生時代から絵画を勉強してきましたので、スケッチのようなものでも絵からの方が人柄や考え方のようなものが読み取りやすい（ような気がします。）のです。
好文さんの本は会社にずらりと並んでいますが、自然体の文章がすんなりと読みやすく、他人（読み手）にイメージを思い浮かべさせることのできることばのように思います。
生活を提案する建築家というのはそう言った力が長けているのかもしれないと感じました。



その窓から何が見えるのか。
窓からは風が入り、光が入り、また内側から外の風景を見ることができる。



今回いくつかの村を訪れて思ったことは窓から見た風景が素晴らしいのではなく、部屋の内側から窓を絵画のフレームとした窓越しの風景が美しい。
よく、絵画は窓だと言われますが全くその通りだと思います。
また家を作る上で小さくてもお気に入りの風景を壁に飾ることができたら生活をぐーっと豊かにすると再確認しました。



トップの画像もそうですが木工芸家ヤン・ビョンヨン氏の工房を見させていただきました。



とても繊細で細部までこだわり抜いた形、やりすぎないデザインなど、シンプルでまた余白を保って展示されていてとても気持ちのいい空間でした。